9月 032014
 

dot. によると。

 2013年12月に現役を引退したアイススケーターの安藤美姫さん。作家・林真理子さんと対談した。

林:いま、いちばん楽しいのは、やっぱりお嬢さんと過ごしているときですか?

安藤:仕事もすごく楽しいです。最初は娘と離れたくなくて、練習していても心細かったんですが、いまは娘もリンクの上の私の姿をちゃんと認識できているんです。アイスショーに連れていっても、指をさして「ママ!」と叫んでるみたいなんです。

林:まあ、かわいい。

安藤:スケートをやっててよかったなって思いますね。一緒にいる時間が短くて、たまに悩んだりもするんですけど、愛情をきちんと伝えていれば、子どもってお母さんと思ってくれるんだなと……。

林:私もそう思ってたんだけど、今は娘から「私が風邪のとき出かけてた」とか「『本読んで』って言ったら『眠いんだよ』って言われて、それで本が嫌いになった」とか言われてますよ。あんなに愛情をかけて育てたのに何なのって思いますよ。

安藤:それはお嬢さんが林さんを信頼してるから言えるんだと思うんです。何かわだかまりがあったら、そんなこと言えませんから。自分の気持ちを母親にも伝えられない子ってほんとに多いと思うので、お嬢さんがそうおっしゃるのは幸せなことだと私は思います。

林:深いお言葉ですね。安藤さんに教えられちゃった。

安藤:いえいえ、私がそうだったので。家事をしておうちをきちんと守るってすごいことですが、いまの私にはできないと思うんです。じゃあ何ができるのかと思ったときに、私自身は海外に行って違う文化に触れたことが、すごくためになったんですね。だから娘もいろんな国に連れていって、いろんな人に出会って愛情をもらって、幸せになってほしいと思うんです。それは自分がスケートをやっているからこそ可能だと思うんです。

林:素晴らしいことですね。

安藤:母やスケートの仲間、いろんな人にかわいがってもらって、あまり手のかからない子に育ってきてるんです。

林:いま、1歳と4カ月くらいですか。おしゃべりを始めたり、かわいい盛りですよね。

安藤 何言ってるかわからないですけど(笑)。

林:そろそろ歩きはじめたり?

安藤:もう走ってますね。

林:あと何年かすると、あんなにかわいかった子がなんでこんなに憎らしい子にと……。

安藤:それは私、まだ先のことなので(笑)。

林:そうでした(笑)。

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