11月 282012
 

マイナビニュース によると。

富士通は27日、歩数や周囲の温度変化、震えが計測できる愛犬用の歩数計「わんダント」を発表。11月28日に発売した。独自のアルゴリズムで、愛犬が歩いた歩数を高精度で自動測定できるほか、「わんダント」専用のクラウドサービスで計測データを継続的に管理でき、愛犬の健康管理に役立てられることが特徴。

「わんダント」の発表に合わせ都内で行われた発表会では、タレントの哀川翔さんが愛犬のGOCO(ゴコ)君と一緒に登場。1週間「わんダント」を試用してみての感想や、測定データの活用について、来賓の成城こばやし動物病院院長 小林元郎氏らより説明を受けた。

○数百頭の歩行データを分析した歩数検出と、独自のクラウド連携が特徴

「わんダント」は、愛犬の首輪に装着すると、自動で「歩数」「震え」「(周囲の)温度変化」が測定できる犬用の歩数計。FeliCaチップを内蔵し、FeliCa対応のスマートフォンやPCで手軽にデータを管理できる。製品にはUSB接続型のFeliCaリーダーを同梱し、FeliCa非対応のPCでも手軽にデータをアウトプット可能。
高精度な歩数検出と、同社が提供するクラウドサービスとの組み合わせによるデータ管理が特徴だ。
歩数については、3D加速度センサーと、犬の前脚が動く速さや、脚の長さをベースに歩数を測定する動作推定技術を組み合わせた、独自の歩数検出アルゴリズムを開発。高精度な歩数検出を実現した。
このアルゴリズムでは、歩く時は片足が地面から離れて再び着地するごとに「1歩」とカウント。走っている時は、両足が浮いてから着地するまでを「1歩」とカウントする。
これにより、例えば愛犬を抱いて歩いている時などは、「わんダント」本体が揺れても歩数としてカウントされないという、高精度な歩数検出が可能となった。

登壇した富士通ユビキタスサービス事業本部マネージャーの三ツ山陽子氏によると、歩数検出アルゴリズムは、富士通研究所が数百頭の犬の歩行データを収集・分析して開発したという。
「わんダント」で測定したデータは、本体と合わせて提供されるクラウドサービス上で継続的に管理できる。サービスはWebサイトやPC・スマートフォン向けのアプリから利用でき、測定データは時系列のグラフで表示できる。

データの種類は、本体で自動計測する歩数/震え/温度変化に加え、Webサイトでの手入力で、食事内容や量、排泄物の状態も、合わせて管理可能。活動量やストレス(震えの回数)、温度環境の変化などのデータを手軽に蓄積することで、愛犬の健康管理に役立つとする。

また、日記や写真(1日1枚)もアップロードでき、成長記録やフォトアルバムとしてFacebookやTwitterと連動できる。なお、本体内のデータは最新14日分がアーカイブされる。

クラウドサービスでは利用登録に加え、「わんダント」に同梱される専用IDが必要。専用IDは「わんダント」1個につきひとつのIDがパッケージに同梱される。クラウドサービスの1アカウントにつき3IDの登録が可能で、1アカウントで3頭分のデータを切り替えて閲覧できる。

本体サイズはW46×H28.4×D12.5mm、重量は約16gと小型・軽量。電源はボタン型乾電池で、電池寿命は4カ月程度。販路は富士通コワーコの公式Webショップやペットショップ店頭。

価格はオープンで、「富士通さぷらい広場」での直販価格は9,800円。この価格は1年間のクラウドサービス使用料を含むもので、2年目以降は月額420円が必要。なお、月額料金の支払方法は未定だが、発表会場の説明員の話では「クレジットカードやスマートフォンの月額料金にまとめるなど、幅広い支払方法を提供する」という。

○哀川翔さん、愛犬のGOCO君と登場 – 健康は散歩重視で「長いと1時間くらい」

発表会では、タレントの哀川翔さんが愛犬のGOCO(ゴコ)君と登場。GOCO君はスタッフォードシャー・ブル・テリアのオスで、現在7歳。

事前に「わんダント」を1週間使ってみたという哀川翔さんとGOCO君。会場内のスライドにGOCO君の1週間分のデータが表示されると、「非常に活発で肥満の心配はない」と、成城こばやし動物病院 院長の小林元郎氏がコメントした。
また、そのデータを基に「愛犬家度」も判定。「愛犬家度」は、散歩の時間が一定でないことを理由に、星2つ半となった。
「動物は毎日同じ生活が好きなので、散歩の時間も一定が良い。また、このデータを専門家が見れば、身体にかゆみがあるのでは、などの可能性に思い当たる」(小林氏)
哀川さんは「人間のように過敏に扱わない方が良いようでよかった。これからも『わんダント』を活用させて頂き、GOCOと元気に過ごしていく」と「わんダント」の感想を語った。

○「飼い主と愛犬の関係をサポート」- 「わんダント」発売の背景

「わんダント」発売の背景について、富士通執行役員常務の大谷信雄氏と富士通ユビキタスサービス事業本部本部長の寺師和久氏が、ペット業界の動向やニーズを説明した。両氏によると、ITCの進化を背景に、ペットビジネスの市場では”ペットへの保険”が伸長しているという。

「ペット保険の増加はペットを家族とみなし、その健康を気遣うこと」とし、「わんダント」は飼い主の不安を軽減して、飼い主がペットの体調の変化を気づきやすくする目的で開発、飼い主と犬の関係性をサポートすると説明した。
「『わんダント』のポイントは、愛犬の健康管理・コミュニケーションツール・データのクラウド管理の3点。データのクラウド管理は病院との連携も可能になるだろう。ペットのQuality Of Lifeを上げていく」(寺師氏)。今後は3年間で、40万IDの獲得を目指す。

また、来賓の成城こばやし動物病院院長の小林元郎氏は、ペット医療の現場でも最も求められているのは「情報過多で自分の状況がわからないこと」と、現場の状況を説明。
「ペットの苦痛に加え、飼い主のつらさや不安を取り除かないと治療は終了しない。ITCの活用で、喋れない動物でも行動パターンの分析によって気づくポイントがある。『わんダント』のような動物専用のクラウドが臨床現場でも役立てられるのでは」と、「わんダント」の今後に期待をみせた

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