10月 022014
 

Number Web によると。

相手ディフェンスの綻びをすばやく見つけ、的確なパスで攻撃を操った香川真司。ドルトムントのファンは、英雄の帰還を心から喜んでいることだろう。 photograph by AFLO

 「今日は90分を通してずっと身体が重かったんです」

 CL第2節、アンデルレヒトとの試合後、香川真司は正直に告白している。そうした状況で、高いパフォーマンスを見せられたことに大きな意味があるのではないだろうか。

 3シーズンぶりにドルトムントに復帰した香川がいま必要としているのは、ドルトムントの戦い方に再び合わせていくこと、香川のドルトムントでの第一期――2010年7月から2012年5月まで――に所属してなかった選手との連携を深めること、コンスタントに試合に出場する感覚を思い出すこと。そして、自分自身がヨーロッパで活躍できる選手だという自信をつかむことだ。

 そのためには、試合に出てプレー時間を少しでも増やす以外に道はない。

 香川にとっては幸運だったのは、怪我人を多く抱えるチームの現状だ。もしもドルトムントの攻撃陣が万全の状態にあれば、香川を少しずつドルトムントの戦い方にフィットさせていこうとクロップ監督が考え、出場時間は今よりも限られていたかもしれない。

 しかし、加入が決まった直後にロイスが戦列を離れ、香川にとって2試合目となったマインツ戦でムヒタリアンが故障。さらに、昨年の8月に負傷してからギュンドガンもまだ戻ってきていない。そのために、現在は前線の2枚のポジションを、香川、インモービレ、ラモスの3人で回していくしかない。先発か途中出場かの違いはあれども、基本的にどの試合でも出場するチャンスは回ってくる。
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怪我人が復帰する前に、確かな結果が必要だった。

 だが9月に手術を受けたサヒンを除き、ロイス、ムヒタリアン、ブラシュチコフスキ、キルヒらは今月第2週の代表戦が終わったころには復帰するだろうと『スポーツビルト』誌は予想している。また、負傷中の中盤の選手が復帰すれば、現在は右MFでの起用が続いているオーバメヤンも前線のレギュラー争いに絡んでくる。

 ゴールに絡み続けなければ、試合に出る機会が大きく減ってしまう可能性はつきまとう。そして試合に出る機会が減ってしまえば、香川がいま必要とする連携を高めていくことが難しくなる。

 香川に残された時間は、実は決して長くはなかったのだ。

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