1月 162015
 

webスポルティーバ によると。

 フィギュアスケートの主要5大会での往年のメダリストが集い、その美技を競いあう「メダルウィナーズオープン」が1月16日、代々木体育館で開催される。日本からは安藤美姫、織田信成、本田武史が、また海外からもエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)やジョニー・ウィア(アメリカ)など豪華な顔ぶれが揃い、世代を超えた熱い競演となりそうだ。

 同大会は2012年に始まり今回が2回目。五輪、世界選手権、四大陸選手権、欧州選手権、グランプリファイナルでのメダリストが集うので、引退したスターの“試合形式で”再び観ることができるという、贅沢な大会だ。

 ジャンプ3つまで、スピン3つまで、コレオシークエンス1つという技術要素が決められており、競技引退したスケーターだと言っても3回転ジャンプを成功させたいところだ。一方で照明や小道具もOKとあり、エンターテインメント性の高い個性的な演技も期待できる。単純にジャンプの成否だけではなく、いかに観客やジャッジを惹き付けるかが、表彰台争いを決定しそうだ。

 女子は、安藤、ジョアニー・ロシェット(カナダ)、イリーナ・スルツカヤ(ロシア)、キミー・マイズナー(米国)、ラウラ・レピスト(フィンランド)、サラ・マイヤー(スイス)の6人が出場する。

 昨季引退したばかりで27歳の安藤が、ジャンプや体力面では一歩リード。13年12月の全日本選手権では、女児出産後に身体をトレーニングし、見事に3回転+3回転を成功させた。また感情あふれる滑りが魅力で、その演技力は引退後もより磨かれている。同大会で最注目の選手となるだろう。

 表彰台争いの一番手としては、29歳のロシェットが有力。10年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得した後は、ショーを中心に活動しており、12年の同大会ではパワフルな3回転ジャンプを決めて2位になった。身体能力が高く、スピードと高さのあるジャンプと、キレ味のよい踊りが持ち味だ。また2児の母となった35歳のスルツカヤも、12年の同大会で3位となっており、熟練したスケートが期待できる。現役時代はビールマンスピンが得意技だったが、引退後は、美しさと躍動感のあふれるスケーティングで観客を魅了している。

 マイアーは11年欧州選手権で感涙の優勝を果たし、以降はショーを中心に活動する30歳。1つ1つのポジションが正しく、どんな動きでも美しさを失わない正統派のスケーターだ。器用な彼女がどんな選曲をしてくるかが楽しみだ。また、レピストは10年の世界選手権銅メダリスト。12年に引退したばかりの若き26歳で、氷に吸い付くようなスケーティングのなめらかさが魅力。12年の同大会では5位だったが、今回もしっとりとした美しい滑りを期待したい。マイズナーは06年世界選手権で16歳の若さで優勝し、ピーク時には国内大会でトリプルアクセルを成功させた逸材だ。まだ25歳と若く、軽やかなジャンプや、小気味よいステップが見どころだ。

 一方、男子は織田、本田、プルシェンコ、ウィアー、エバン・ライサチェク(米国)、ジェフリー・バトル(カナダ)が出場する。なんといっても優勝筆頭はソチ五輪団体の金メダリスト、プルシェンコだろう。五輪では見事に4回転トーループとトリプルアクセルを成功させた。その後、脊椎の手術も成功し、35歳での自身5度目となる平昌五輪(18年)を目標にしているロシアの“皇帝”。その風格や人を惹き付けるオーラに酔いしれたい。

 昨季の全日本選手権で引退したばかりの織田は、ジャンプ力が期待できる。ぜひ現役時代を思い出し、トリプルアクセルや3回転+3回転など難度の高いジャンプを披露して欲しい。日本からは、3児の父となった33歳の本田も出場。現役時代は2種類の4回転ジャンプを跳んでいた世界屈指のジャンパーだ。氷にパワーが伝わっていくような男らしい滑りに加え、かつてのジャンプ力をどこまで戻せるかが表彰台へのカギになる。

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