4月 162016
 

西日本新聞 によると。

悪夢はいつまで続くのか

 16日未明、暗闇を切り裂くように震度6強の「本震」が襲った。その後も続く強い余震。学生アパートや神社を押しつぶし、橋が崩落、山あいの集落は取り残された。深刻な被害は熊本県阿蘇地方や熊本市都心部、大分県まで拡大。防災拠点の市役所は無残に傾き、病院も損壊した。「無事でいて」。倒壊した家屋に声を掛けながら、懸命の救助活動が続く。人々が肩を寄せ合い朝を迎えてからも、時間を追うごとに犠牲者は増えていく。17日にかけ大雨の恐れもある。悪夢はいつまで続くのか-。やり場のない悲しみと不安が、変わり果てた故郷を覆った。

専門家「これ以上の本震が今後あるかもしれない」 震源が移動中
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<熊本地震>現場写真 火の国 中枢もマヒ 断水・停電・病院も損傷

辛島公園で毛布などを肩にかけて夜を過ごす人たち=16日午前4時30分すぎ、熊本市

救助待つ声、次第にか細く…益城町

 14日の地震で震度7を記録し8人が死亡した熊本県益城町を16日、再び悲劇が襲った。既にもろくなっていた家屋や路面が次々と崩壊、亡くなる人も出た。

 「すぐに助けが来るから」「うん…」。その声は次第にか細くなっていった。同町平田では住宅倒壊が相次ぎ、内村元美さん(55)の自宅隣の実家に住む両親も1階に閉じ込められた。道路の亀裂もあり救助隊の到着は119番の30分後。母は間もなく救助されたが、父の宗春さん(83)は巨大なはりの下敷きになった。救助隊による懸命な救出作業。しかし間に合わなかった。

 「14日の地震では家はびくともしなかった。余震なら大丈夫と思っていた。避難させておけば…」。元美さんは悲嘆に暮れた。

 一方、避難場所となった総合体育館は、前日の2倍近い約千人であふれかえった。「今は命があったのがありがたい」と同町宮園の女性(68)。2階の壁が崩れ、部屋のドアがベッドまで飛んできた。屋根の下に閉じ込められたが「助けて」という声を聞きつけた住民が救助隊を呼び助け出された。

 壁とベッドの隙間から自らはい出し、母も救助したという同町福原の男性(62)は「しょんない(仕方ない)。もう家に帰ることはできん」と疲労感をにじませた。同町消防団長によると、町中心部の被害が特にひどく、生き埋めと家屋倒壊が午前6時現在で30件を超えていたという。

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