沖縄出身フィギュア選手・上地悠理花 引退前に憧れの荒川静香と競演へ

沖縄タイムス によると。

 沖縄県糸満市出身のフィギュアスケート選手、上地悠理花(22)=福岡市=が24~26日、横浜市で開かれるアイスショー「フレンズオンアイス」で、古里への感謝を込めてBEGINの「三線の花」に乗せて踊りを披露する。トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんらが出演するイベントで「観客がじーんと感動する舞台にしたい」と意気込む。

 上地は小学生時代、アイスホッケーをする弟の翔太郎さん(20)と、南風原町のアイスリンクへ頻繁に通っていた。2006年、荒川さんの金メダル獲得をテレビで見て「私もあんなふうに演技したい」と、兼城小5年の時に本格的に競技を始めた。

 練習場所に近いという理由で首里中へ進学。フィギュア選手が多い場所でレベルアップしようと、福岡県の沖学園高校へ進んだ。全国高校総体の女子団体3位や、福岡大1年で国体成年女子4位をつかみ取った。

 だが、長崎県の企業へ就職が決まったことから引退を決意。「その前に大きな舞台で踊りたい」と、一般選手1人がソロナンバーを踊る権利を与えられるゲット・ザ・チャンスに応募。7月末の当選通知を「高校や大学受験の合格の時よりうれしかった」と振り返る。

 出演時間は3分前後、全5公演で踊る。生まれ育った沖縄の曲で感謝の気持ちを伝えたいと「三線の花」を選んだ。歌詞にある「秋に泣き冬に耐え春に咲く三線の花」が、夢を追って苦労したフィギュア人生と重なったことも理由だ。

 三線を抱えている様子や雨に打たれているさまを演技に入れ、トリプルトーループやダブルアクセルなども盛り込んだ。踊りは振付師の宮本賢二さんと調整。衣装でも沖縄らしさが出るよう、古里の織物を連想させる鮮やかな黄色地に花柄をあしらった物を作った。

 技術を競う競技以上に、アイスショーは踊り手の醸し出す雰囲気や個性が表れる。「感じ方は観客次第だけど、感謝や勇気を与える舞台にしたい」と語る。

 フィギュアスケート人生を歩むきっかけを与えた荒川さんとは、フィナーレで同じ氷上に立つ。「夢みたいで、まだまだ実感がない。楽しみたい気持ちもあるけど、同じ場所に立つ緊張感が大きい」と興奮気味に話した。

 南国・沖縄でフィギュアスケートに取り組む人はまだまだ少ない。古里の後輩たちへ「夢を持ち努力することは素晴らしい。かなわなくてもその努力が財産になる。やりたいことを我慢しないで」とエールを送った

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です