甘やかされるペットたち・・・豪華なドレスや誕生日パーティー、トリミングなどの出費を惜しまない飼い主も

CNN.co.jp によると。

 ペット用品業界団体は、米国の飼い主がペットのために費やす額は今年1年間で総額550億ドル(約5兆4000億円)に上ると推計。

大半を占めるのは医療費だが、豪華なドレスや誕生日パーティー、トリミングなどの出費を惜しまない飼い主も多い。

ペット業界もこの傾向に拍車をかける。愛犬のためのケーキやクッキーを売る「ドッグベーカリー」は全米に何百店とあり、愛犬のための保育所も増えて、中にはプール付きの施設もある。暖房とエアコン完備の豪華犬小屋も登場した。

米フロリダ州タンパに住む「金髪美人」のポメラニア犬「タジ」は、モデルになったり、最新ファッションをまとって通りを歩いたりするのが日課だ。

タジはこの夏に結婚式を挙げる予定で、羽飾りの付いた1000ドル(約10万円)のドレスをまとってヴァージンロードを歩くという。

新郎の「シロ」はスーツをあつらえ、式には花嫁の付添い人や招待客も出席する。そして挙式が終わるとタジは元の家に戻り、新婚の夫とは多分、週末ごとに会うことになる。

飼い主のリサ・フィンクさんは、最初はそんなつもりはなかったという。3年前、娘が大学進学のため家を出た空虚感を埋めるためにポメラニアンを飼い始め、すっかり夢中になった。

タジのためにまずドレスを1着買ったのをきっかけに、ペットショップの写真コンテストに応募。そこからぜいたくざんまいが始まって、モデルとして活動し、野球の試合に出演し、ニューヨークのペットファッションショーにも出演した。

米ナショナルジオグラフィックの新番組には、そんなぜいたくざんまいのありとあらゆるペットが登場する。ブタをスパに連れて行く夫婦、ネズミのために誕生パーティーを開く女性、自宅内の1部屋を飼い犬の専用にしてテレビまで据え付けた女性もいる。

ペットの心の問題について相談に乗ってくれるサービスや、ペットのためのネイルサロンを利用する飼い主もいる。

西カリフォルニア大学の心理学教授、ハロルド・ハーゾグさんによれば、最近の傾向として、捨てられたり病気になったりして保護されたペットを助けることが流行しているという。こうしたペットの飼い主は、不幸な過去の癒しになればと、特別に手をかける人も多い。
「血統書付きは激減した」「ペットについて話をするとき、まず『保護された子なんです』と口にする人が多い。いわば善意の流行だ」とハーゾグさん。

ニュージャージー州に住むミシェル・ソアレスさんは3年前、病気の子犬「ルーカス」と出会った。まだ学生で仕事もなかったソアレスさんは、クレジットカードのローンで3000ドルの治療費を捻出。「この借金の返済のために仕事を探し始めた」という。

今ではルーカスはすっかり元気になり、ソアレスさんはワイン販売会社のオフィスマネジャーとして働く。

ルーカスにはオーガニックのドッグフードと、自分で料理した卵や鶏肉、野菜などを食べさせる。

ルーカスの一番の楽しみはボールで遊んでもらうこと。毎日午後8時きっかりにボールを取り出し、少しでも遅れると大きな鳴き声を上げる。「まるで自分たちの子どもみたい。実際に、子どもとして接している」とソアレスさんは目を細めた

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