10月 062013
 

スポニチアネックス によると。

 集大成の金メダルが見えた。フィギュアスケートのジャパン・オープンはフリーのみで行われ、今季初戦の浅田真央(23=中京大)が、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に着氷し、135・16点で6選手中トップ。日本の2年連続6度目の優勝に貢献した。国際連盟(ISU)のシーズンスコアには残らないが、昨季の世界選手権の自己ベスト134・37点を上回った。他のジャンプでミスがあってのハイスコアで、完遂すればキム・ヨナ(23=韓国)の持つ世界記録150・06点に匹敵するプログラム。現役ラストシーズンで好スタートを切った。

 フィニッシュ後の表情としぐさが、確かな手応えを物語っていた。天を見上げて演技を終えた浅田が、小さくうなずきながら笑みを浮かべる。フリーのみで行われる大会のためISUのスコアに反映はされないが、135・16点は“自己ベスト”だ。「得点は気にしていなかった。試合、試合によって得点は違うから何とも言えないけど、いい得点が出せて次につながる」とまた笑った。

 今季フリーはロシアの天才・ラフマニノフ作曲の「ピアノ協奏曲第2番」。振り付けを行ったタチアナ・タラソワ氏がデザインした黒と深い青の衣装に身を包んだ。昨季は6試合目の四大陸選手権まで封印したトリプルアクセルを、今季は初戦から投入。冒頭の大技はバランスを崩し、出来栄え評価で減点だったものの着氷した。連続ジャンプが2回転になるミスが2度出てもハイスコアをマーク。「始まる前は“できるかなぁ”“できる”って気持ちが重なったけど、オフに練習したことがまずまず出せた」と手応え十分だ。

 バンクーバー五輪シーズンだった4年前と何もかもが違う。09年ジャパン・オープンは2度挑戦したトリプルアクセルは転倒と1回転半。当時の自己ワーストの102・94点と不安の船出だった。今季は135・16点を出したが、潜在的な得点はもっと上。「まだまだ伸びしろがたくさんある」。完璧ではなかった大技、連続ジャンプのミス、回転不足だったサルコーを完璧にこなせば10点以上の上積みが可能だ。

 4月に今季限りでの引退を表明。その後は山梨で陶芸、米ニューヨークでショーを見てリフレッシュした。7月のアイスショーでは結果は1回転半だったが、トリプルアクセルに挑んだ。例年になく早い仕上がりで、初戦でも好発進。次戦は18日開幕のスケートアメリカ(米ミシガン州デトロイト)だ。「一つ一つの試合で自分の力を発揮して、集中して冷静に強い気持ちを持って臨みたい」。不安なんて何もない。浅田のラストシーズンは黄金の輝きを放ち続ける

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