11月 092013
 

スポーツ報知 によると。

 ◆フィギュアスケート GPシリーズ第4戦 NHK杯(8日、東京・国立代々木競技場) 女子ショートプログラム(SP)を行い、2連覇を狙う浅田真央(23)=中京大=は武器のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷し、豊かな表現力を武器に71・26点で首位発進した。10月のスケートアメリカに続くGP2連勝でファイナル(12月5~7日、福岡)進出一番乗りを目指し9日のフリーに挑む。鈴木明子(28)=邦和スポーツランド=は66・03点で2位。GP初出場で15歳の宮原知子(関大高)は58・39点で6位だった。

 最後に伸ばした右腕を下ろすと、真央は何度もうなずいた。自己3番目の高得点で優勝したGP初戦に比べ、SP得点は1・92点下がったが、表現力は0・04点アップ。真央は「スケートアメリカよりレベルアップしたノクターンを見せられた」と納得の笑みを浮かべた。

 現役最後のSPに選んだ曲はショパンの「ノクターン」。世界選手権で初めて銀メダルを獲得した7季前にもSPで使った曲だが、ゆったりと大人っぽいアレンジを加えた。当時は曲に合わせて滑っていたが、今回は喜怒哀楽の詰まった「初恋」がテーマだ。スケートアメリカ後にカナダに立ち寄り、振付師のローリー・ニコル氏とつなぎの動きを修正。表現力で更なる高得点を稼げるようにパワーアップした。

 「初恋がテーマだけど、きれいな景色を思い浮かべながら流れるようなスケーティングが出せた」。ピアノの旋律に合わせ、初戦よりも体を大きく動かしてメリハリをつけた。思い浮かべたのは、カナダの美しい山々と湖畔に囲まれたニコル氏の自宅。12年3月の世界選手権で2季連続の6位に終わり、スケートをやめたいと思っていたときに元気をもらった場所。初恋の人と山並みを見上げるように、視線の動きまで工夫。表現力の演技構成点は8点台の高評価を並べ、GP初戦よりも3項目で上回った。豊かさを増した表現力で進化した真央を日本のファンの前で見せつけた。

 加えてジャンプの安定感は他の追随を許さない。冒頭の3回転半はわずかに両足着氷になったが、回転不足は取られずに認定。練習から絶好調だった3回転半は「完璧なジャンプじゃなかったけど、感触はよかった」と本番の出来も合格点をつけた。3回転―2回転は2つ目が回転不足になったが、スピンやステップはすべて最高評価のレベル4。バンクーバー後から佐藤コーチと見直してきた技術が安定し、総合力で高得点を稼げるようになった。体幹や背筋、腹筋も鍛え直し、背中や太ももの筋力がアップ。ジャンプは全種類を平均的に練習することで、筋力の偏りと故障を防いでいる。昨季苦しんだ持病の腰痛もなくなった。

 フリーではGP初戦で転倒した3回転半の成功と2連続3回転、2回転半―3回転の高難度連続ジャンプ着氷を目指す。「練習してきたことを一つ一つ試合で出したい」。ソチ五輪まであと90日、豊かさを増した表現力で金メダルへつながる道を駆け抜ける。

 ◆ソチへの道 日本男女とも出場枠は3。全日本出場は選考の絶対条件となる。〈1〉全日本選手権優勝者〈2〉全日本2位、3位とGPファイナル表彰台最上位者〈3〉前2項目の条件から外れた選手と世界ランク上位3人、国際大会シーズン最高スコア上位3人―この3点の順で全日本終了時に3人を選考する。

 ◆グランプリ(GP)シリーズ 米国、カナダ、中国、日本、フランス、ロシアの6か国で週替わりに開催されるシーズン前半の主要国際大会。前シーズンの世界選手権の成績に基づき、各大会に出場する選手が決まる。1選手が出場できるのは2大会まで。成績に応じて1位15点、2位13点、3位11点、4位9点、5位7点、6位5点、7位4点、8位3点とGPポイントが付き、各種目の獲得ポイント上位6人がGPファイナルに進む。

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