1月 262014
 

産経新聞 によると。

 韓国でフィギュアスケートのソチ五輪代表でバンクーバー大会金メダリスト、キム・ヨナ(24)に対する報道が、五輪本番を目前にますますヒートアップしてきた。

 1月7日に「浅田真央、もはやキム・ヨナのライバルではない」と題する記事を配信したばかりの東亜日報(電子版)は14日、次々と決まる各国代表の中で210点以上の高得点を出している選手でも「キム・ヨナのライバルになるには物足りないと、専門家は評価している」と紹介。AP通信を引用する形で「ソチ五輪でキム・ヨナを脅かすほどの選手は見えない」と報じた。

 中央日報(電子版)も20日、欧米で台頭する10代選手を取り上げ「キム・ヨナの『金色ファイナル』の脅威となるライバルになる可能性がある」と危機をあおる。しかし、結局は「ジャンプの高さや速度、表現力、プログラム完成度など全般的な面でキム・ヨナが断然優れている」と評価したうえで、韓国テレビ局SBSの解説委員を登場させて「最近浮上してきた選手たちは大会ごとに波があるという短所がある。若い選手たちよりも技術・演技力など全ての面で良いキム・ヨナが十分に先んじていると見る」と締めくくっている。

 これだけキム・ヨナの存在感をアピールする理由とは何か。今大会で引退する心情的な部分もあるだろうが、6個の金メダルを獲得したバンクーバー大会でお家芸のスピードスケートのほかは、フィギュアのキム・ヨナだけだった。さらに、内需や投資の低迷などで昨年の実質経済成長率が平均2.8%に落ち込むと予測される中で、不満のはけ口として明るい話題が求められているのではないかと勘ぐってしまう。

 国民的アイドルともてはやされるキム・ヨナはそれを期待させる抜群の成績も残している。バンクーバー五輪で出した228.56点の総合得点はいまだに抜かれず、世界一。しかも国際スケート連盟(ISU)の大会で、総合得点上位3位の成績はキム・ヨナの記録だ。しかも、今季の韓国選手権で227.80点というバンクーバーに次ぐ高得点で優勝していれば、あおりたくなるのも無理はない。

 しかし、今季のキム・ヨナは足の故障でISUの大会に出場していない。227.80点はあくまで国内大会。芸術性の高い競技だけに、国内審判の採点が盛られてもおかしくはない。

 キム・ヨナのライバルとして中央日報に挙げられた15歳のユリア・リプニツカヤ(ロシア)は欧州選手権で209.72点で優勝したが、浅田が制覇したGPファイナルは浅田に11.95点差の2位だった。さらに全米選手権で211.69点の高い得点で優勝したグレイシー・ゴールドはGPシリーズNHK杯で勝った浅田に29.75点差の4位に終わっている。レベルの高いGPシリーズで覇を競った浅田に対し、GP出場のなかったキム・ヨナ。

 キム・ヨナ自身は「多くの人たちが金メダル、2連覇などと言うが、個人的には五輪2連覇には全く重点を置いていない。自分が準備した分だけできればいいし、それに基づく結果が出れば、いかなる結果を得ようと後悔なく満足できると思う」と殊勝に心境を語っている

 Leave a Reply

(required)

(required)

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>