2月 072014
 

スポニチによると。

 ソチ五輪フィギュアスケート女子の浅田真央(23=中京大)は5日深夜にソチ入りし、6日に本番会場のアイスベルク・パレスで初練習を行った。他のスケーターがいない独り占めのリンクで、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完璧に成功させるなど好調をアピール。起用が決定的な8日(日本時間9日午前1時10分開始)の団体女子ショートプログラム(SP)へ、コンディションを上げていく。 【フィギュア日程】

 本番会場のアイスベルク・パレスに、他のスケーターは誰もいなかった。前組の練習後に製氷されたきれいなリンクに描かれたのは、浅田のスケートの軌跡だけ。独り占めの40分間。5日深夜にソチに到着し、6日午前に初めて公式練習に参加した。「一人じゃないと思っていたので、少し寂しかった」と笑った23歳は、「(12年12月、ソチ開催の)GPファイナルで一度滑っているので、リンクの感じをすぐにつかむことができた。落ち着いてできた」と手応えを口にした。

 トリプルアクセルには4回アタック。1回目は関係者から拍手が起こるほどスムーズな着氷を見せた。「すごく完璧に決まった」。2回目は激しく転倒したが、3回転半を超えるジャンプ。「体が軽くて回りすぎた」。3回目は1回転半になったものの、これは転倒のイメージを引きずってしまったから。「ちょっとおどおどしたアクセルだった」と苦笑いを浮かべたが、4回目に再びきっちり成功。「日本での練習では、今までで一番いい状態」。午後のサブリンクでの練習では3回連続成功など、計4回トリプルアクセルを決めた。

 GPファイナル、全日本選手権とフリーで2回跳んだ大技を、夢舞台のフリーで1回にする。代わりに全ての3回転ジャンプに挑戦。「葛藤はあった」と浅田は振り返るが、年明けに決断して佐藤信夫コーチに伝えた。もともとフリーで3回転半1回のプログラムを勧めていた同コーチは、浅田から聞いた時に「“よぉし”と思った」と言う。10年バンクーバー五輪ではSPで1回、フリーで2回、計3回の大技に成功。「3回は凄くリスクがある。最後になるかもしれない五輪で、一から見直したジャンプを全て入れるのもありかなって」と浅田は決断理由を説明した。

 銀メダルに悔し涙を流したバンクーバーから4年。初めての夢舞台に少しだけ舞い上がっていた19歳は、大人の23歳になって五輪に帰ってきた。「バンクーバーの時は全てが初めて。“これが五輪なんだ、わぁ~”って凄くテンションが高くなって、抑えなきゃいけなかった。今回もテンションは高くなっているけど、リンクに立ったらいつもと一緒。そこまで“わぁ~”っていうのはない」。起用が決定的な団体女子SPは8日。「もし滑るなら、いい演技をしたい」。浅田のラスト五輪が、いよいよスタートする。

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