悔しさを晴らし、新たな歴史を作った。真央ちゃん、満面の笑みでガッツポーズ

スポーツ報知 によると。

 ◆フィギュアスケート 世界選手権第2日(27日・さいたまスーパーアリーナ) 女子ショートプログラム(SP)で、ソチ五輪6位の浅田真央(23)=中京大=はSP女子世界最高の78・66点で首位に立った。8回目の世界選手権出場でSP首位は初。大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を含めた3つのジャンプを決め、SP16位に沈んだソチの雪辱を果たし、金妍兒(キム・ヨナ、23)=韓国=が持つ78・50点のSP世界記録を塗り替えた。4季ぶり3度目の世界女王を目指し29日のフリーに挑む。

 悔しさを晴らし、新たな歴史を作った。滑り終えた真央は満面の笑みでガッツポーズした。1万7338人の観衆は総立ちで拍手し、無数の花束がリンクに降り注ぐ。「今までの試合でもベスト3に入るくらいの演技だった。(出来は)100点です」。5季ぶりにSP自己ベストを塗り替えると、親指を立て、ピースサインをつくって喜びを爆発させた。

 悪夢を振り払った。冒頭で挑んだトリプルアクセル。ソチ五輪のSPでは団体戦、個人戦ともに転倒に終わり、演技の流れを断ち切る要因になった。「ソチの悔しさを晴らしたいと思ってやってきた」。集中を高めて跳び上がると、高く速い回転で流れるように着氷。出来栄えで基礎点に約2点も加点される最高のジャンプが決まった。

 自らの代名詞と自負する大技を決めた勢いに乗って、ソチで崩れたジャンプが生き返った。個人戦で回転不足になった3回転フリップを続けて決め、後半の3―2回転ループも成功。「ソチで悔しかったんだ、と思いながら滑っていた。見にきてくれた人、今までお世話になった方々、自分のためにもいい演技をしようと思った」。ソチと同じ衣装を着てショパンの「ノクターン」に乗り、目標のリベンジを成し遂げた。

 宿命のライバルにも勝った。ヨナが10年バンクーバー五輪金メダルで出したSP得点を0・16点上回り、4年間誰も超えられなかった壁を打ち破った。「世界最高と聞くとうれしい。3回転半と現時点で自分にしかできないジャンプを入れての、最高の演技ができた上での得点だった」と胸を張った。

 ソチ金メダルのアデリナ・ソトニコワ(17)=ロシア=や銀メダルのヨナもSPは74点台だった。真央は後悔を問われたが「ソチの悔しい思いがあったからできたのかも。五輪でできていれば良かったですが、人生何が起こるか分からないので」と吹っ切れて笑った。

 フリーの滑走順は24人中21番目に決まった。「今季最後の試合をいい演技で締めくくりたい。フリーはソチのような演技ができるように頑張りたい」。世界が感涙した感動の4分間を再現し、集大成のシーズンを締める金メダルをつかみ取る。

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