4月 062014
 

東スポWeb によると。

日本のみならず、全米も大注目するヤンキースの田中将大投手(25)のメジャー1年目が開幕した。周囲が熱狂する一方で「やるべきことをやるだけ」と、我が道を行く田中だが、実はあるアスリートから大いなる刺激を受けていた。右腕の気持ちを引き締めたのは――。

 田中がついにメジャー開幕を迎えた。この日は何本かダッシュを繰り返すと外野で球拾いに専念。クラブハウスではリラックスしていた。オープン戦では登板ごとに出た課題をすぐに修正し、最後の登板となった3月28日(同29日)のマーリンズ戦では6回を3安打無失点、10三振無四球。完璧な状態で4日(同5日)にトロントで行われるブルージェイズ戦の先発マウンドに上がる。

 田中をここまで支えてきたのは“やるべきことをやれば結果はついてくる”という自信だが、実はキャンプ中に「(アスリートとして)共感というか、本当に『すごい』です」と女子フィギュアスケートの浅田真央(23=中京大)から強い刺激を受けていた。

 真央はソチ五輪の女子ショートプログラム(SP)で転倒しまさかの16位。しかし、翌日のフリーでは見事に立て直して自己最高得点をマークし、6位となった。演技終了直後から田中は「なかなかできることじゃないですよ!」と驚きを隠さなかった。あらためて聞くとこう語った。

「ああいう状況になって『次はやってやる』となるのは普通ですけど、そこで最高の結果を残すのは簡単なことじゃない。(フリーでの高得点は)開き直りもあると思いますよ、絶対。でもメダルが取れなくなったからどうとかじゃない。『こういうふうになったから思い切ってやってやろう』という思いにプラスして、前日まであれだけ期待されて結果を残せなかった悔しさもあるはず。そこで自分を立て直したわけですから」

 もっとも、真央の精神力を称賛しただけではない。田中はその状況を自らに置き換え、気を引き締める。「でも先発ピッチャーは1週間に1度しかやり返せない。しかも同じ相手でもないですから。1週間後にしかやり返せない“モヤモヤ”はたまりますよね」

 真央は失意のどん底から、わずか24時間で精神面を立て直した。本当に素晴らしいが、メジャーでは先発投手がKO直後に“リベンジ”を誓っても、その機会が訪れるのは早くて5日後。同じ相手と対戦することはほとんどない。だからこそ、一戦一戦の準備を大事に、悔いなく投げるという原点を再確認した。

 最後に田中はアスリートらしく“負けん気”をのぞかせるのも忘れなかった。「(真央は)すごいです。自分に(それが)できないとは思いたくないですけどね」。強い決意と闘争心を胸に、挑戦の1年目に踏み出す。

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