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産経新聞 によると。

 結婚願望はあるけれど、相手がいない。そんな人が男女ともに増加している。昨年11月、国立社会保障・人口問題研究所が発表した「第14回出生動向基本調査・独身者調査」によれば、交際相手のいない独身男性は61.4%、女性は49.5%と過去最高で、年々増加傾向にある。その一方で、男性の86.3%、女性の89.4%が結婚願望を持っているという。

 そんな背景から、“就活”ならぬ、結婚活動すなわち「婚活」という言葉が生まれ、あっという間に普及した。出会いの場を提供する婚活イベントは行政から民間まで広く各地で盛況だ。中でも、近畿日本鉄道主催の「婚活トレイン」は、参加者の約2割がカップルになるという、縁起のいいイベント。人気らしい。見知らぬ男女をいかに、両思いへと導くのか。その秘訣(ひけつ)を探ろうと、アラサー記者が同行取材しました。

 午前9時10分、大阪上本町駅発、賢島行き特急電車に乗りこんだ。1両を貸し切りにしており、参加者は座席数ぴったりの男女各26人ずつ。男性は40代が多く、女性は30代後半が多い印象だった。大半は1人で参加しているらしい。乗り込んだあとはうつむいたまま無言。緊張した雰囲気のまま列車は出発した。不安になっていると、「みなさーん、お待たせしました!自己紹介タイムでーす」。底抜けに明るい司会の声。近畿日本鉄道上本町営業所勤務の松田艶樹さん(38)だ。ふだんは近鉄社員、婚活トレインが走るときには名司会役としてイベントを盛り上げているという。参加者たちは顔を真っ赤にしながら自己紹介。「料理は…卵焼きぐらいしか…」と恥ずかしそうな女性には「卵焼きが作れたら十分。男心をつかみますよ」と松田さんの助け舟。女性も笑顔、参加者も笑顔。いい感じになってきた。

 午前11時、鳥羽駅に到着。歩道橋を渡ればそこはミキモト真珠島だ。おなかがすいたのでまずは昼食。アコヤ貝の貝柱などおいしい魚介に舌鼓。おなかが満たされると、口もなめらかになったようで、おしゃべりに花が咲く。食後は「連想ゲーム」。向かい合わせに座り、「赤い果物といえば?」「イチゴ!」など思いつくまま答える。1分間ごとに相手を交代し全員とあたる。記者も参加させてもらった。まずは「よろしくお願いします」と握手。ぎゅうと握りしめる人もいれば、目を見ながら両手を差し出す人も。なんとなく個性が見える。「花見といえば?」と聞かれ私はすかさず「ビール!」。すると向かいの男性が、「えっ、女子ならだんごでしょ」とばっさり。会話は続かず。同じ答えをした隣の女性は「お酒、お好きなんですか」と返され、話が弾んでいた。1分でも相性はわかる。その後も、海女さんの実演を見たり、パールを使ったストラップ作り、クイズラリーなど、楽しみながら相性を探る催しが続く。3回目の参加となる“常連客”の男性は、「値段もお手頃だし、旅行気分で楽しい」。なるほど…。

 婚活トレイン、正式名称は「きんてつ Happy Train」という。きっかけは奈良県吉野町の北岡篤町長のひらめきだった。吉野町は、高齢化、人口減少といった課題を抱えていた。町内に残った若者も独身者が多い。にぎわいを取り戻すには観光施策か。思案していた北岡町長は、山積する課題が1本の線でつながることに気が付いた。「町外から若い人が来て、観光しながら仲良くなってもらえるような出会いのイベントはどうだろう」地元を走る近鉄に協力を求めたところ、「やりましょう」。ちょうど近鉄も乗客数を増やすため、沿線ツアーを次々と企画しており、新しい素材を探していた。こうして21年12月、婚活トレインが初運行した。今回で通算8回目だ。

 午後3時半。イベントの山場、フリートークタイムを迎えた。2人きりで話せる場所が用意されている。ここでも松田さんたち助っ人の出番だ。「気になるお相手はいませんか」。こまめに参加者に声をかける。もじもじしていた男性には「話をしないと分からないですよ。頑張って」と激励。「世話を焼けば焼くほどカップル数が増えるんです」。松田さんが編み出した「勝利の方程式」だ。午後6時45分。車内で結果が発表された。両思いとなったカップルは、過去最高の8組。参加者の3分の1が相手にめぐりあえたことになる。思いが通じたカップルも幸せそうだったが、松田さんたち社員の表情もまた、輝いていた。

 あっという間に20代がすぎ、三十路に突入した記者。自分の婚活にも役立てばとちょっと緊張しながら参加した。みなさんも最初は堅い表情。親が申し込んだとか、異性とほとんど話したことがないという人もいたようだ。しかし、気付けばみんなで和気あいあいと楽しんでいた。電車に乗って観光スポットをめぐり、必然的に長い時間を一緒に過ごす。そこへ近鉄社員の抜群のフォローのおかげで、うち解けていく。草食系の男女のデビューの場としては最適かもしれない。「婚活」というと、相手を見つけなきゃと力みがち。その点、こういうイベントに上手に参加して、楽しんでいるうちによい人に巡り会える、というのは理想的かも。取材後、友達から「婚活トレインに行ったのに、真面目に仕事だけをするなんてもったいない」としかられた。でも、いろいろと勉強になった。そろそろ私も婚活デビューしようかな。面白い体験をしたら、また報告します

 

オリコン によると。

 お笑いコンビ・ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)の2人が、未だ独身である自分たちを棚に上げ、あらゆる男女の恋愛をバックアップするバラエティ番組『もてもてナインティナイン』(毎週火曜 後7:00~ TBS系)。あす6日は、『シングルファーザーのお見合い大作戦』を放送する。
 これまで深刻な嫁不足に悩む地方の男性を応援する集団お見合いを実施し、参加者にも、視聴者にも好評を博してきたが、今回は2人のシングルファーザーのお見合いにがっぷり四つ。番組内で男性のプロフィールを公開したところ、100通近くの応募があり、本人たちが厳選した女性たちと東京都内で1泊2日のお見合いイベントを実施した。

 見合い相手の女性は自分の再婚相手、妻になる人である以上に、子供の母親となる人。応募した女性も、結婚したら即、母親になる覚悟が必要だ。同番組の総合演出を手がける江藤俊久プロデューサーは、前番組『紳助社長のプロデュース大作戦!』からお見合い企画を手がけ、これまでに100組以上のカップルの誕生を見つめてきたが、「今回のシングルファーザー企画は新たな発見が多かった」と興奮気味に語る。

 「自分の気持ちよりも子供の気持ちを優先したい父親、子供とどう接したらいいのか戸惑う独身女性、子供も子供なりに父親のことを気遣っている姿が印象的でした。集団見合いの恋愛バトルとは違った、親子の絆のリアリティドラマが繰り広げられています」と、今回の作戦に手応え十分。

 6日の放送では、お見合いの世話役を松居直美、杉浦太陽が務め、スタジオには全員独身のレギュラーメンバー(有吉弘行、ケンドーコバヤシ、陣内智則、ビビる大木、日村勇紀、柳原可奈子)に加えて、ゲストとして再婚したばかりのラサール石井、既婚者の北斗晶を迎え、2組のお見合いを見届ける。

 同番組では本気で結婚したいシングルファザー・シングルマザーを引き続き募集しており、ほかにも「離婚歴がある」「子どもがいる」「年齢が高い」など、さまざまな理由で結婚相手と巡り会うチャンスが少ない婚活男女の「出会いの場を提供したい」と江藤プロデューサー。各種お見合い企画を今後の同番組の柱にしていくという。

 裏を返せば参加者に困らないほど、テレビに自身の顔やプライバシーを晒すリスクを冒してでも「出会いを求めている人がいる」ということだろう。婚活弱者はある種、社会の縮図。それをバラエティ番組として多くの視聴者と共有できる意義もある。江藤氏は「面白い番組を作るのが最大の目的でやっているが、それで視聴者の皆さんの人生の役に立てるなんて、テレビマン冥利に尽きる。出会いから墓場まで付き合う覚悟です」と熱く語っていた

 

読売新聞によると。

鉄道会社が企画する「婚活列車」が好評だ。

 三岐鉄道(三重県四日市市)では毎回、募集定員の約3倍の応募があり、近鉄でもキャンセル待ちが出るほど。人気の秘密は、お見合い形式のパーティーなどに比べ、「堅苦しくない」「出会いが自然」なことだという。

 三重県桑名市と同県いなべ市を結ぶ三岐鉄道北勢線の西桑名駅に先月23日、20~40歳代の男女30人が集まり、阿下喜駅行きの「婚活列車」に乗り込んだ。車両1両が貸し切られ、県内のほか、愛知県や大阪府内から来た男女が、同駅までの約1時間、クイズなどで緊張をほぐし、目的地の阿下喜温泉では軽食をとりながら会話を弾ませた。

 参加した自営業男性(28)は「パーティーと違って堅苦しくない」と話し、電車好きの男性(33)も「ローカル線ならではの企画だ」とにっこり。この日は計4組のカップルが誕生した。

 三岐鉄道では2007年から年1回、婚活列車を走らせており、毎回100人近くの応募が殺到。地元自治体などでつくる北勢線対策推進協議会の事務局は「車窓からの眺めも楽しんでもらい、利用客増につながれば」と期待している。

 近鉄も09年から志摩スペイン村(三重県志摩市)などを目的地に、婚活列車を計7回運行している。毎回キャンセル待ちが出るほどの人気で、これまで計33組のカップルが誕生。少なくとも2組が結婚、近く1組も婚姻届を出す予定といい、「現在は大阪発着だけだが、名古屋発着も検討していきたい」としている。